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第149話 魔王の降臨①

Author: 花柳響
last update Last Updated: 2026-02-07 06:00:49

 世界が、崩壊する音がした。

 ドオォォォォォォン――!!

 鼓膜を突き破るような爆音と共に、足元の床が激しく突き上げられる。

 地震? いいえ、違う。もっと暴力的で、物理的な破壊の衝撃。

 直後、1階の方から、ガラスが砕け散る鋭い音と、何かがひしゃげるような鈍い金属音が連続して響き渡った。

「……きゃぁっ!」

 私は窓際から弾き飛ばされ、床に尻餅をついた。

 建物全体が悲鳴を上げている。

 無機質で静謐だったこの「白い檻」が、たった一撃で粉々に打ち砕かれたのだ。

 けたたましい警報音が鳴り響く。

 非常用電源に切り替わったのか、照明が落ち、赤い回転灯だけが不気味に明滅し始めた。

「な、なんだ……っ!?」

 廊下の方から、蒼くんの裏返った叫び声が聞こえる。

 彼は手術道具を取りに行っていたはずだ。

 その足音が、ドタドタと慌てふためいて階段を駆け下りていくのが気配でわかった。

「……来た」

 確信があった。

 震
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